遙か3 雑感(おまけ@)

 遙か3も恋愛EDと大団円EDは迎えたので、今度はアナザーエンド(ほぼバッドEDの意)を拾う旅に出ることにしました。
 ひとまず、一周目のルートをそのままやってみることにしました。三草山で負け、一の谷で負け、京を大火で燃え上がらせるルートです(ひどっ)。

*一章* ――宇治川、霧に惑う――
 朔と白龍が、怨霊に襲われているシーンから始まります。既に一撃で倒せるほどうちの望美ちゃんは強いんですが、何も知らないぶりっこして、二人に戦闘・封印の手引きをしてもらいます。朔と一緒に封印の掛け声をかけたりして、「夢の協力技ーvv」とはしゃいでおりました。いえ、「月影氷刃」とかありますけど、「封印」を一緒にするっていうのが嬉しいんですよ。本来、黒龍の神子のほうが力は強いという設定なのに、封印の力がないばかりに貧乏くじばかり引かされてきましたからねえ。あー、黒龍の神子でプレイしたい〜〜〜っっ。
 そして、橋姫神社へ向かう途中、譲を拾います。ええい、邪魔をするな。おのれが抱きつくから、怨霊を倒し損ねたではないか(鬼)。
 この後、宇治川に戻るとリズ先生に会えるんですが、恋愛イベントは面倒だからすっ飛ばそう…と思ってたんですが、どうせならイベント失敗ヴァージョンを見ようということで、宇治川に引き返し、健気に神子を見守る先生を怨霊扱いしたあげく、逃げ出しました。当然、リズ先生の絆は下がります。
 ひどいなあ…。でも、なんだか一方でわくわくする自分に気付きました。なんだろう、この恋愛モードに入ったときとまた違う快感は(笑)。なんか楽しいよ。ああ、そうだ、私はこういう人間だった。よーし、今回は心を下げる選択肢を選びまくろうっと♪

 そして、橋姫神社で九郎と弁慶に会います。あー、九郎の奴、九郎のくせに論理的に朔を非難しやがって。わんこっぷりを散々見た後だと、なんかむかつくぞ。
 さて、その後、白龍の神子ではないかと弁慶に聞かれ、「違うと思います」を選ぶと、弁慶が花梨ちゃんの話をしてくれます。文献では、花梨ちゃんは「異世界からきた天女のような方」と表記されているようです。さては、その文献を残したのは彰紋だな(笑)。
 そして、九郎とは当然行動を別にします。頑張って惟盛さんを相手にしてきてね〜。で、弁慶と平等院に行くわけですが、ここで「九郎さん、大丈夫かな」を選ぶと、弁慶はにこやかに「大丈夫ですよ。ああ見えて、九郎は結構戦上手ですよ」とのたまいました。ああ見えて、ってどういうことでしょう。あの派手な巻き髪? 人の話を聞かないところ? 短気ですぐ怒鳴るところ? 弁慶さんたら、相変わらず、さらりと毒を吐くなあ(お前もだ)。

 しかし、今回は宝玉がまったくと言っていいほどクローズアップされてませんな。九郎やあっちゃんなんかとうとう一度もお目にかかってないぞ。あっちゃんは額にダミーがついてるから、今回の天の玄武は宝玉の位置が変わったのかといらん心配もしてしまったよ。

*二章* ――京の花霞――
 梶原邸に再び(性格には十二たびくらいか?)お世話になります。元の世界に帰れるかという話になるんですが、ここで「ここに住んじゃうのもいいかも」を選ぶと、『先輩のいる場所が俺のいる場所ですっ』な譲くんも慌てて同意してくれます。可愛いやつだのう。
 そして、ささ、来ました。最初のアナザーエンドが。怨霊と戦って龍脈に力を戻せば帰れるかもという話になったときに、「怨霊と戦うのは怖い」と言うと、ひとまず弁慶は帰り、朔と譲との会話になります。責められるかと思いましたが、朔は理解をしめしてくれたし、譲はむしろ嬉しそうでした。大事な先輩が戦いに出なくてすむわけですからね。
 しかし、「完」が出ないなあと思っていると、表から人の叫びが! 怨霊だ! 迷わず見捨てる現プレイ神子(笑)。やはり戦うことなんてできないと悟り、この世界で普通の女の子として生きていく決意をします。ある意味、譲にとってはハッピーエンドかも(笑)。邪魔な兄さんもいなけりゃ、美形ぞろいの八葉に望美ちゃんがよろめく事もなくなったし、親も友人もいないこの世界で望美ちゃんが頼ってくるのは恐らく譲。「ああ、こんな幸せなことがあっていいんでしょうか……」な状態だよ。まあ、怨霊が跋扈してますけどさ。

 さ、バッドエンドもセーブして、二章はじめからやり直しです。今度は、怨霊が襲ってきたときに見捨てない選択肢を選んでみました。見事封印し、助けた人々からお礼を言われ、やはり戦う決意をする望美ちゃん。次は、九郎に同行の許可をもらいにいきます。
 ここで、一周目と同じルートをたどるなら、花断ちを披露せずリズ先生に修行してもらうんですが、それだといくつかイベントが起こらないので、さっさと披露して同行許可をもらいました。その後、リズ先生の居場所を教えて欲しいという九郎に、「ただじゃ教えられません♪」を選ぶと、予想通り怒る怒る。まったくもう、会話の機微が分からないんだから。弁慶さんは、五条大橋で「だったら何もしなければいいのに」を選んでも絆の関を突破できたぞ。

 鞍馬に顔出ししたあと、京邸に戻ると、景時さん登場。胸元には、八葉の証である宝玉と、黒龍の神子の血縁であることをしめすタトゥーが。会話では、「(それで武士が務まるんだろうか)」を選び、朔との会話では悪口を言い合う的な選択肢を選んでみます。ちょいがっかりしたようですが、例の軽いノリで流してくれます。う〜ん、大人。
 そして、その夜は満月。将臣との夢逢瀬。ここは特に絆を下げる選択肢もないので、普通に選んでいきました。そして、「この夢ならあるかもな」と懐中時計を探し始める将臣。うん? やはり将臣はこの夢なら物を持ってくることができるわけか? だったら、やっぱり置き勉してた歴史の教科書をここから持ってきたに違いない。

 リズ先生が見つからないまま、いったん京邸に戻ることになりました。そして、譲のガーデニングイベントへ。
 「よく知ってるね、私の好きな花なんて」
 「それはまあ……、長い付き合いですから」(←春も夏も秋も冬も、望美を見ていますから)
 「私は譲くんの好きなもの分かってるかな?」
 「先輩は分からないと思いますよ」(←いつも望美に合わせているからね。好きな人の好きなものを好きになるなんて、乙女か、あんたは)
 「悔しいな。私も譲くんの好きなもの調べよう」
 「お好きにどうぞ。でも多分…、分からないと思いますよ」
 ああ、切ないっ。実感こもりすぎ。そうだよね、こんなに先輩好き好き光線を発しているのに、ぜーんぜん気付いてくれないもんね。頑張れ、譲っち。
 そして、リズ先生を仲間にして二章終了。

*三章* ――三草山、夜陰の戦場――
 三草山の戦いです。もちろん、何の考えもなく山ノ口に突入します(笑)。けど、結果を知ってる望美ちゃんは、三草川で怨霊が襲ってくると忠告します。まあ、この忠告って、ゲームの進行上では、全然意味ないですけどね。表に出てこないところで、戦死者が減ってたりするんでしょうね。
 そして、まんまと背後を怨霊に襲われます。怨霊・水虎(=敦盛)登場。
 今になってみると、知らないというのは恐ろしいなあ。敦盛をあんなにぼろぼろにしたのって、私自身だったんじゃん(^^;;。ごめんよ〜。
 ところで、この水虎って、アイコンまで用意されてるんですね。勘のいい人は、この特別扱いを見ただけでもピーンとくるんだろうなあ。敦盛スキーの私としては、戦闘は避けたかったのですが、どういう選択肢を選んでも戦闘に突入してしまいました。
 その後、「私たち負けちゃったんでしょうか」と九郎をいじめた後、敦盛を回収に行きます。傷だらけのあっちゃん。それを見た望美の言うことがまたすごい。
 「手加減したつもりだったけど、可哀相なことしちゃったな」
 クリティカルを二回も出した女の言うセリフか(笑)。

 その後、九郎がしつこく敦盛を引き渡すように言ってきますが、誰が渡すもんかい。私は、あっちゃんを世界の何者にも傷つけさせないと誓ったんだから。まあ、でも、それで引き下がってしまうあたり、九郎もとことん人がいいなあ。
 …と、そういえば、望美ちゃんは敦盛を見て「ひどい怪我」「傷口が熱を持ってる」等々言ってましたね。ということは、怪我もするし、血も流すし、体温もあるんだ。をを、発見。
 さあ、敦盛もゲットしたし、もう三草山に用はないや〜、ということで京へ帰還。最後に敦盛が神子の仲間になるイベントが起こります。「でも、平家の人じゃ…」や「その怪我じゃ戦えない」を選んでみたいとこですが、敦盛を傷つけたくないので、快く仲間に迎え入れました。…まあ、声付きだったら選んでたと思いますが(笑)。
 そして、敦盛が仲間入り〜。って、こら白龍! 勝手に敦盛の名を教えるな〜〜!!(怒) 私は敦盛が「一門を捨てた私に、名など意味ないかもしれないが―――」と言いながら名乗ってくれる敦盛が見たかったのに〜〜。あれは、本当に一周目じゃないと見られないんでしょうか、しくしく。大体、なんでお前が敦盛の名を知ってるんだ。このときばかりは、白龍の無邪気さがさるぐつわ噛ませて転がしたいくらいに憎らしかったです(笑)。
 …で、ちょいと気になったんですが、敦盛が望美と共に戦うと言い出した後、白龍が敦盛の名を言う前、弁慶が九郎に取り成して「彼が源氏に加わるなら意味がある」と言うんですよね。熊野で「敦盛くんも熊野出身〜」と言ったときから「おや?」と思っていたんですが、あなた最初から敦盛の正体知ってましたね? だったら、望美が拾ってきたときに何かリアクションせんかい。それとも、言ったら、確実に処断されちゃうから黙ってくれてたんでしょうか。だとしたら、激しく感謝ですけども。
 そして、三章が終了です。

 

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