気になってはいたんですが、買うかは保留していたコルダを、連休中にプレイしました。連休だったので、昼から夜明けまで、心ゆくまでプレイできました。これを機に、PS2をもう一台買ってしまったし(^^;。やはり家にゲーマーが二人いると、一台じゃ足りないです。PSが壊れなかったら、なんとかなったんですが、痛い出費だった。しかし、パッケージを見た時は驚きました。『男が少ない!』(笑)。アンジェの16人やら20人やら見てると、妙に新鮮ですね。その分、ひとりひとりのイベントが多いようなので、楽しみです。
それはさておき。珍しく攻略本も買わず、まったく予備知識なしでプレイしたんですが、そこはちゃんと初心者向きに作ってあって楽しめます。真剣にコンクール優勝を狙うと、割と大変なので、難易度もちょうどよいくらいかな。あまり簡単すぎると、繰り返しプレイしている内に飽きますから。
で、プレイ開始。音楽の知識はまったくないので、どうかなと思ってたんですが、このゲームに音楽の知識は特にいりません。それより、大事なのは脚力です(笑)。ファータを探して、学園中走り回らないといけないですから。講堂やら森の広場を1分で走り回る香穂子ちゃんはすごいです。
そのように走り回って、楽譜を持ってる「フェッロ」というファータと、解釈のベルを持ってる「ラーメ」というファータを探し出すと、曲が弾けるようになります。これが結構楽しいです。最初は恋愛イベントよりこっちにハマりました(笑)。
しかし、音楽をちゃんとやってきた人には、ホント反則ですよね(^^;。演奏もだけど、編曲もファータがやってくれてるワケだし。そのへんは、LaLaを読んで、納得しましたが。よく他の参加者は何も言わないな。
ともあれ、システム的にはとても楽しいです。イベントも多いし、エキストラもちゃんと作りこまれてるし、ミニキャラの動きも楽しいし。
た・だ! ものすごく不満な点は、ヒロインが消されてることですね。ヒロイン、最初から最後まで一言も喋りません。話してる相手が、吉本新喜劇のように、相手の返答を想定して喋るだけです。ヒロインは選択肢選ぶだけで、「はい」と「いいえ」すら言わなくなりました。
付け加えるなら、スチルも主人公視点で描かれているので、基本的にスチルの中に主人公は入らず、攻略相手ひとりのスチルになります。まるで、ヴィジュアルショット集です(笑)。綺麗だけど、つやがなくてつまらない〜(><)。この場合、つやというのはあれですよ。色っぽい展開といいますか、遙かで言うなら、おでこにチューとか、お姫様抱っことか、後ろから抱きしめるとか、要するに絡みです。絡みのスチルは第三者視点で描かないと!
まあ、ヒロインを消した意図はわかりますが。ヒロインに個性持たせて、その個性と気が合わないと、ほんと辛いですもんね。プレイヤー自身がヒロインになったつもりでプレイしてもらおうという事なんでしょうが、私にはそのほうが合わないな〜。「会話」が好きなので。相手が喋って、こちらが喋る。その繰り返しが、物語性を深めるわけですよ。ヒロインが喋らないと、どうにも、いい年した男が、熱に浮かされてひとり言を言ってるようにしか見えない(^^;。
…なんだか前フリのつもりが、結構な長さになってしまいました。そろそろ恋愛イベントに入りましょう。
ターゲットは最初から決まってました。闇のプリンス柚木様です(笑)。外見的にも好みですし、あのにじみ出るほの暗い高貴さが、なんとも言えず楽しそうで。そんな彼に敬意を表して、私は柚木「様」とお呼びしています(笑)。
実際、プレイしてみると、柚木様は予想以上に楽しい人でした。よくも、ああ白々しいセリフを言えるものだ。彼のセリフが聞きたくて、追っかけしてたら、あっという間に闇化してしまいました(笑)。しかし、あの闇化は唐突でした。『そう素直だと、いじめたくなるね』と、人が大勢いる正門前で言い出すし。戸惑う暇もなく、態度が変わるので、何が起こったんだろうという感じです。ヒロインが喋らないので、特に。
と思ってたら、闇化にはもうひとつパターンがありまして。天羽さんが柚木様に疑惑を持つイベントの、サブイベントで起こりました。こっちの闇化はごく自然(?)な流れでした。
実は、柚木様が闇化するというのは、プレイ前から知ってたんですが、言葉遣いが乱暴になる(例:「僕」→「俺」になる、語尾が「〜だぜ」になる)というのを聞いて、「それは減点だ。闇のプリンスは華麗に優雅にセコク意地悪しないと!」と息巻いてました(笑)。が、実際見てみると、何と言うか…、意地悪されてるというより、「おまえの前では、演技するのやめた」って感じなんですよ。ヒロインの前では仮面を取って、気を張らないで振る舞ってるというか。なんかこれって、もう告白と一緒じゃないですか!? そういう方向で攻めてくるとは、ルビーパーティ侮りがたし(笑)。
要するに、柚木様はやっぱりよいという事です。
しかし、残念なのが、やはりヒロイン不在ゆえの、セリフの深まりのなさ、でしょうか。柚木様が意地悪しても、それを受ける相手がいないから、どうにも不発なんです。意地悪というのは怯える相手がいてこそ光るんですよ(笑)。スチルだって、酷薄な笑みを浮かべた柚木様の前に、怯えた表情の香穂子ちゃんがいたら、もっと素敵なのに!!(笑)
まあ、このへんでやめておくとして。柚木様が予想以上に楽しかったので、彼目当てに3回くらい通しでプレイしたんですが、あとふたつほどスチルが埋まっていません。まあ、どうせヴィジュアルショットだから、別にいいんですが(笑)。それより、柚木様と月森氏または土浦氏と二股がけすると起こるらしいイベントが気になります。次はそれを目当てにプレイしようかと思います。んでも、月森氏はコルダ界の藤崎詩織だから(笑)、二股がけは難しそうですね。逆ポイントイベントなら起こせるかもしれませんが。ま、土浦氏は笑顔が非常に可愛いし、次は柚木様と土浦氏を攻略ということで行きたいと思います。ま、なんだかんだ言いつつ、コルダは楽しいです。