鉤爪 V.S. 日本刀

 

第一幕
 3のラストで、「帝都で大神隊長を必要としているらしい」という事で、巴里から呼び戻された大神君。その必要としている事情とは、帝都で起こる原因不明の蒸気機関の暴走だった、というところから4は始まります。
 4のメインイベントは、何と言っても東京の恋人と巴里の恋人の公然または隠然とした修羅場です。そして、大神君はどちらを選ぶかの選択を強いられます。これは、かなり辛いです。
 いや、そもそも股かけてるのがいけないんですけどね(^^;。無理矢理、浮気させたのはセガさんじゃん(笑)
 というわけで、今回のプレイでは、東京の恋人にさくら、巴里の恋人にロベリアを選びました。なんで、こういう組み合わせになったかというと、「レニは妹がやったし、アイリスはコクリコと、織姫はグリシーヌとって決めてるし、となるとロベリアの相手としては…、う〜〜ん、さくらなら不足はないかな」という事で。

 ゲームスタート。
 帝都に起こる謎の事件。それと並行して舞台も行なわれるのですが、大神君は、ある日、米田支配人に呼ばれ、次の舞台の総合演出を任せられます。そのついでに、巴里での副隊長を聞かれ、更に大神君が巴里にいる時に、自分も巴里に行きたいとダダをこねた隊員がいるという話を聞かされます。
 つまり、ここで東京と巴里の恋人が決定するわけです。当然、ロベリアとさくらを選ん…でいると、具合良く、さくらが支配人室にやってきました。そのままさらわれる大神君(笑)。
 テラスで、久し振りの二人きりの時間をイチャコラと過ごす二人。テラスなんだから、町の人から丸見えなんて事は、まったく気づいていないのでしょう。それでこそ、正しい恋人たちの姿です(笑)。

 その後、舞台の説明やらがあった後、大神君は総合演出のやり方に悩みます。かえでさんからのアドバイスのもと、舞台の参考にと花組の皆に結婚観について聞いて回るのですが、これが後の火種となるのです。皆して、大神君にプロポーズされたものだと思い込み、実家に連絡されたり、謹んでお受けされたり…。やれやれ。さすがは我らが大神君です(?)。さくらなんて、「体がほてっちゃって…」とか言うんだもんなあ(^^;。そんな発言してると、年齢制限付き創作の餌食になっちゃうぞ(笑)。
 ところで、ここの自由行動での、レニの部屋での会話は面白いです。ベッドとぬいぐるみを二回クリックしてみましょう。レニってば可愛い〜〜v。

 そして、翌日、戦闘へ入ります。今回の戦闘は、花組の人数が多いので、全て二班に分かれます。今回は大神、さくら、レニ、アイリス、織姫、紅蘭の攻撃部隊とマリア、カンナ、すみれの避難誘導部隊です。
 大神君たちは善戦しますが、敵はなかなかにしぶとく、大神君たちピンチ。「うわ、やばいな」と思ったときに、二発の銃声が! 我らが…もとい、私のマリアさんだ〜(馬鹿)。ピンチには、やはり彼女ですね(^^。
 そして、皆で勝利のポーズを決め、第一幕は終了。

第二幕
 加山くんが能のチケットをくれたので、皆で見に行きます。演目は高砂で、ご丁寧に、プロポーズ疑惑を深めてくれます。やれやれ。ちなみに、さくらを恋人に選んでいると、アイリスと一緒に、さくらも「手をつないでほしい」と言ってきます。しっかり握ってあげましょう。
 しかし、大神君…。敵が落とした仮面を持ち歩いてたのかい?

 そしてそしてそして! 能から帰ってきた後、椿ちゃんが大神君に客が来たと呼びに来ます。食堂で待ってるというので行ってみるも人影なし。「おかしいな」と首を傾げる大神君。対照的に、客の正体を察しドキドキしながら待つ私(笑)。
 そして、不意に「よお」と耳元で囁く甘い声が。あ〜、相変わらずの色気っぷりです。ロベリアは服役中なのですが、態度が良いので一ヶ月の仮釈放になったとかで、大神君に盗まれた自分のハートを取り戻しに来たそうです。いや〜、そんなこと真顔でいいますか。思わず赤面しちゃったよ、葉っぱの口説きには既に反応しない私が(笑)。
 しかし…、一ヶ月しか時間がないって言ってたけど……。あの時代、巴里から東京に来るだけで一ヶ月かかるはずなんですが。そこは突っ込んじゃいけないんでしょうね。行きはリボルバーカノンを使ったんだと解釈しても、巴里に帰るのにも一ヶ月…。ま、気にしない気にしない。そんな理屈より、ロベリアが会いに来てくれたという事実が大事なんだ。うん。

 その後、帝都とロベリアを案じて、グラン・マから通信が入ります。仕事の話が終わると、メルとシーとも話せます。さっそく、「メル君に会いたいな…」なんて言ってみる大神君。自分の節操のなさが、ちょっと愛しい今日この頃(笑)。

 通信が終わると、夜の見回りです。サロンにロベリアがいたので話してみると、何やら、さくらの事を気にしている様子。おおお、それはヤキモチですねっ。なんか、嬉しいなあ。
 そして、見回りを終え、部屋に戻るとさくらが「おかえりなさいませ、あなた」と迎えてくれます(笑)。笑いました。結婚したらこんな風にすると思って、だそうです。可愛いねえ、うんうん。
 そして、話が盛り上がりかけたところでノックの音が。
 あああ、いよいよ来ました。メインイベント・修羅場です! ここをどう乗り切るかで、これからも二股を続けられるかどうかが決まるのです!(違う)
 こんな時間に、大神の部屋にいるのがバレるとマズイというので、さくらはタンスの中に隠れます。そんな事するから…。
 そして、ロベリアを部屋に入れるんですが…。
 この御仁、タンスの中にさくらがいる事に気づいてます(^^;;;;。そして、わざと大神君に迫り、さくらに聞かせてます。他にそんな事する人はいないでしょうねえ。さすがです。
 そして、蛇に睨まれた蛙のように、ロベリアの誘いを受けてしまう我らが大神君(^^;。断れないよ、これ〜〜。当然、タンスの中のさくらの信頼度は大激減。ごめん、さくら…。それを確かめると、ロベリアは機嫌よさそうに出てゆきました。その後、目を三角にしてタンスの中から出てくるさくら。
 「すまない。男にはどんなに辛くとも決断しなければならない時があるんだ!!」(使用法、間違ってます)
 でも、ロベリアを選ぶなら、いつかはけじめをつけなければならないのです。優柔不断な態度を取るよりは、きっぱり振ったほうが、長い目で見ればその子のためです。
 と言いつつ、「俺が一番大事なのはさくらくんだよ」を選んでしまう私(^^;。さくらは大神くんを信じる事にしたようですが、ああまで言われたんだから、もう見切りをつけなよ(笑)。それに、ロベリア相手じゃ、さくらに勝ち目ないし。
 いえ、大神君がどっちを好きになるかという勝負だったら別ですよ。でも、修羅場っていうのは、大抵、本人を無視して話が進むじゃないですか(笑)。
 二人で決闘して、「あなたなら、私よりあの人にふさわしいわ」と身を引いてしまったり(ちょっと待て!)。または、「あなたが私からあの人を奪ったのね!?」と女同士で蹴落としあうとか(悪いのは股をかけてた男だろう)。
 どちらがより思いあってるかという、恋愛において本質的なところを抜きにした勝負だと、ちとさくらには分が悪いでしょう。そういう意味で、ロベリアに対抗できるのはマリアさんくらいだろうな。裏世界を知る者同士というか。う〜ん、恐い想像になってしまった。

 翌日、舞台稽古中に出撃命令。ここから、ロベリアも戦闘に参加します(^^。
そして、米田司令の『決着』に向けて、ストーリーが動き出します。今回の影の主役ですからね、この方は。
 で、またまた、ピンチに陥る華撃団。ロベリアに叱咤され、巴里華撃団に出撃命令を出す大神君。そして、「んな、馬鹿な」というアニメーションが始まります。ま、いいのさ、面白ければ。コナンもそうじゃないか(笑)。
 しかし、リボルバーカノンは、一方通行なのが弱点だよね。世界要所に配置しないと、戦略的にはちょっと使えないかも。いやいや、あれのおかげで助かったんだから素直に感謝しておこう。
 ところで、この時エリカが召喚した「この地に遣わされし天使」って…、あやめさんに見えるんですけど。そう思った人いますよね、きっと。今でも、帝劇の事を見守ってくれてるのかな、あやめさん。ちと、しんみり。

 この戦闘が終わると、いつものパターンで、仮親玉を倒した万歳の状態になります。しかし、帝都も三回もぶっ壊されて大変だな(^^;。
 この後に巴里組の歓迎パーティがあるのですが、特筆する事もないので飛ばして、その夜の加山君。いやあ、彼は2では、ほんと訳わからない人だったけど、3からは、ほんとおいしい人になりましたねえ。いい所に登場してくるよ。
 その後のかえでさんとのやり取りなんか、加山×かえでな人の心をくすぐります。加山×大神派にも幸せでしょう(笑)。

第三幕
 皆で帝都観光です。その前の自由行動では、巴里華撃団の皆の結婚観が聞けます。ああ、またまた誤解の嵐…。
 私はロベリア、マリアさん、レニ、織姫と浅草寺に行きました。マリアさんて、日本に数年しかいないとは思えないほど博識で、漢字を使いこなしてるな〜(^^;。
 かんざしには笑った。なんか針山みたい。でも、レニの短い髪に、かんざしがよく挿せたなあ。

 その後、サクラ大戦恒例、お風呂イベントです(笑)。今回はノゾキじゃなくて、遭遇ですけどね。全員一緒だし。ここで、ヒロインたちは特別な反応をします。さくらは、とってもまともな反応でした。うんうん。
 ところで、ここで焦って、お風呂から出たりしちゃダメですよ。丸見えになってしまいます(笑)。私はやってしまって、信頼度下げてしまいました(^^;。でも、ちょっと気になるなあ。大神君のって、どんなもんなんだろう(爆)。

 その夜、敵が動き始めます。ミカサが奪われ、不安になる隊員たち。この時、テラスでロベリアと話ができるんですけど、この時の彼女の話、好きなんですよ。いいこと言うなあ。
 さくらは見つけられなかった(ーー;;。どこにいるんだ、さくら〜〜。

 さあ、最終決戦です。ここで、パートナーを選びます。最終決定です。とりあえず、ロベリアを選び、マリアさんを地上部隊の隊長にして、いったんセーブ。
 し、しまったあ! うっかり、データを上書きしてしまった。ここでセーブデータ分けておかないと、さくらのEDが見られないのに! が、時すでに遅し。
 これは罰でしょうか、神様(^^;;。
 でも、まあ、いいかな。ここまで来たら、ロベリアを選ぶしかないし。というか、大神君の為に自首して服役中の女を、他の女と生きていくからって突き放すのは極悪としか言い様がないでしょう。
 今回の事で分かりましたが、私はロベリアとレニだけは、絶対に振ることができないようです。とても、突き放せない。他の人は、まあ大神君と別れても幸せを見つけられるだろうなと思えるんですが。

 そして、ラスボス・長安との対決。「人だから、過ちを犯しても償う事ができるんだ」というロベリアのセリフには、彼女の境遇を考えると、ぐっと胸に迫るものがありました。二年でも、三年でも待ってるからね〜。
 そして、決戦が終わった後、なんとなんと、ロベリアが「勝利のポーズ!決めっ」と言ってくれるんです。最初の時は、嫌がって、コクリコたちに無理矢理ポーズを取らされていたのに。じーん。

最終幕
 帝都は復興に向かい始め、そして、舞台の初日がやって来ます。
 その前に、かえでさんがやって来て、風組と薔薇組が帝劇を去る事を知らせてくれます。これまでのサクラシリーズは本当に終わりなんだと感じて、ちとしんみり。
 しかし、風組が去った後は、もちろん代わりの子が来てくれるんでしょうけど…。もしかして、売店には、2で出てきたあの子が来たりするんでしょうか。つぼみちゃんでしたっけ? 声と顔がまったく合ってないと、十人中十人は答える子(笑)。
 別に嫌いではないですけどね。最初は引きました、やっぱり。

 そして、舞台も終わり、巴里華撃団は巴里へ帰ります。悩む大神君。
 「俺は帝国華撃団の総司令だ。しかし、俺はロベリアを……」
 そこで現れるのが、全てを知る男(笑)。加山君です。彼に背を押され、大神君は巴里へ行く事を決意。
 「ありがとう、加山。お前に会えて良かったよ」
 まーた、同人少女が喜びそうな事を(笑)。という訳で、大神君は巴里華撃団と共に巴里へ行きます。どうせロベリアは、後一年半出てこれないんだから、帝都で待っててもいいんじゃないかなーとか思ったりもしたんですが、やはり東京と巴里は遠いですからね、ロベリアも不安になりますよね。
 そして、お別れの日。さくらが大神君にお別れを告げてきます。
 さくら、既にめっちゃ吹っきってました。ええ、もう、綺麗さっぱりと(笑)。
 こういう時、自分から振ったくせに、「ちょっと待って」と言いたくなるのは、しょうのない男の性ですね(私は女ですが)。

 EDは、いきなり一年半経ってたので驚きました(^^;。「二年でも、三年でも待つぞー!」と意気込んでただけに、「へ? もう?」という感じです。でも、やっぱ、EDには、未来を感じさせてほしいですからね。それが一番でしょう。
 そして、二人は、刑務所の前で、「私を逃がさないよう、しっかり捕まえておきなよ」、「ああ、ずっと捕まえておくよ」と熱い抱擁を。あのロベリアも色っぽかったv。

 そして、物語は幕を閉じるのでした。楽しませてくれてありがとう、ペこり。
 と、最後はしんみり締めてみました(^^。

 

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