恋絵巻劇場

 恋絵巻2が出ると知ったのは、ネオロマンス通信での事だったと思います。その時は買う気はなかったのですが、パッケージの彰紋にうかうかとタラシこまれて(笑・憂い顔がカッコいいんです…)、買ってしまいました。
 まあ、機能は1と同じくほとんど使ってないんですが(苦笑)。音声データは使わせてもらってます。終了時は「お休みなさいませ、神子」「おやすみなさいませ、泉水くん♪」と心温まる会話をしたり、ウィンドウを最大化すると、紫姫が「大好きです(はあと)」と言ってくれたり、それなりに楽しいです。千歳ちゃんも入れたかったのですが、気に入ったのがなくて断念。
 でもって、一番期待していたのがスケジューラー。好きなキャラを時計画面に表示させる事ができるんですが、前回の恋絵巻1では、一人しか表示させられなかったんです。「二人並べるようにしてくれないかなー」と思っていたら、今回それができるようになっていたんですよ(^^。さっそく、色々と組み合わせて遊んでみました。以下、その例。

・お姫様とお付きの従者
 人物1=頼忠(苦悩)、人物2=千歳(優しい)
 イメージ:神子らしい慈愛と神々しさを感じさせる微笑みを浮かべる千歳の後ろで、頼忠がびしっと控えている。

 これは、かなりハマってますよ〜(^^。違和感ゼロ!

・いじめっこ
 人物1=勝真(呆れ)、人物2=紫(泣き)
 イメージ:とある教室で
 勝「ん? なんだよ、紫姫、その頭。イカリングみたいな変な髪ー」
 紫「そ、そんな…。これは、勾玉をかたどったもので、霊力を高めるのに最適だと兄様が…」
 勝「ふん、また兄貴か。お前って、ほんとブラコンだよな。いつまで兄貴に甘えてるつもりだよ、ガキガキガキッ!」
 紫「…ふ、ふええ〜ん」
 クラスメイト「もー。勝真くん、また紫ちゃんにちょっかいかけてるよ」
 同上「好きなら、さっさと告白すればいいのにね。逆にいじめちゃうなんて、勝真くんてほんと子供なんだから」

 …これは、さすがに勝真に悪いかな?(^^;

・白昼の痴話ゲンカ
 人物1=和仁(戸惑い)、人物2=紫(悲しみ)
 イメージ:
 和「先日贈った文…。なぜ返事をくれぬのだ? そなたは私が嫌いなのか? いやだ、私を受け入れてくれねばいやだっ」
 紫「和仁様…。申し訳ありませぬ。ですが、私と宮様とでは身分違い。正式な妻となれる私ではございません。…それならば、このままで。他の方の夫となられる和仁様を、この目で見とうはございませぬ」
 和「そんな…。そんな事っ。私が一番に愛しく思うのはそなただ。他の女などいらぬ。だから…、だから、どうか私の元へ来てくれ!」
 紫「和仁様…。そのような事を仰らないでくださいませ。せっかく決意した心が崩れてしまいそうでございます」

 ってな感じで。昼メロっぽくて楽しいです(笑)。

・私の目が黒いうちは!
 人物2=すべて深苑(不快)

人物1=頼忠(喜び)
イメージ:
 頼「あの…、紫姫に取り次ぎ願えるでしょうか。先日頂いた贈り物のお礼を……」
 深「ああ、八葉をねぎらおうという健気な気遣いから、紫がそなたに特別にというわけではなく、八葉全員に贈ったアレのことか。わざわざ礼を言いに来るとは当然ではあるが気のきく事だな。だが、紫は礼など望んでおらぬ。望むのはお主がこれまで以上に神子の役に立つ事。礼がしたいと申すなら、戦闘での活躍で示すがよかろう」
 頼「(はっ)その通りです。分かり申した、これまで以上に精進する事にいたします」
 深「そうか。では、さっそくだが、紫は、本来紅葉の美しい神護寺が怨霊に穢されている事に心を痛めておる。お主、今から行って退治してきてくれぬか」
 頼「え…。し、しかし、あの地の怨霊は私の不得手な金属性で、神子殿も出かけていておられませんし、明日で……」
 深「そうか。紫に礼をしにきたと言ったあの言葉は嘘か。お主は平気で前言を違える男だったのだな。これを知れば紫もさぞかし失望するであろう。ああ、哀れでならぬ」
 頼「……………分かり申した(泣)」

人物1=勝真(決意)
イメージ:
 勝「お、深苑か。今日は折り入って話が……」
 深「断る(即行)」
 勝「まだ、何も言ってないだろうっ」
 深「紫のことであろう。千歳殿から聞いたぞ、そなたは13歳以下の童女にしか興味を抱かぬ病気だとな」
 勝「(千歳のヤツ…)どう聞いたか知らないが、それは誤解だ。とにかく話を…」
 深「断る。その事でなくとも、万年木っ端役人の分際で、私にそのような無礼な口調で話しかける、礼儀のれの字も知らぬ男の話などに付き合っておる暇はない」
 勝「(こ、こ、この〜〜〜っっ。いや、我慢だ我慢)そ、それはすまなかった。気をつけることにする…いや、します。今日は真剣に話したい事があって参りました。どうか、お時間を頂きたい」
 深「ほう、やればできるではないか。まあ、どちらにせよ、話を聞く気などないがな。さっさと役に立たぬ見回りに戻るがよい」
 勝「て、て、て、てめえ、待ちやがれ!(がしっ) いくら紫姫の兄貴でも、もう勘弁ならねえ!(怒)」
 深「ふん。やはり上っ面の礼儀では、すぐに化けの皮がはがれてしまうな。…おお、紫」
 勝「なにっ!?」
 紫「(目をうるうるさせながら)…勝真殿、どうして、兄様にそのような…。兄様となんぞあったのですか? けれど、乱暴なさろうとするなど…、ひどうございますっ!」
 勝「待ってくれえええ!」
 深「ふっ。顔を洗って出直してくるがよい。また返り討ちにしてやるがな」

人物1=翡翠(流し目)
イメージ:
 翡「やあ、私の小鳥は元気でいるかい?」
 深「それは、もしや紫のことをたとえておるのか? 私の紫はその程度でたとえられるような半端な可愛さはしておらぬ。精進して出直してくることだな」
 翡「ふふっ。それで私を追い返そうとしているつもりかい? 残念だが、私は人に指図されるのは嫌いでね。会いたい時に会いたい人に会うのだよ。大体、いくら兄君でも、少し紫姫に干渉しすぎと思うのだがね」
 深「何を言う。おぬしのように複数の女性と関係をもち、どこからおかしな病気やら隠し子やらが出てくるか分からぬ男を妹に近付けたくないと思うのは、兄として当然だ」
 翡「ふ…、ふふっ。今日はずいぶんと強気だね。上流貴族に属する方の言葉とは思えないよ」
 深「昨日、おぬしの恋人だという女が刃物を振りかざして我が家を訪ねてくるという愉快きわまりない事件があってな。食った女の始末もつけられぬとは、よくも恥ずかしげなくプレイボーイを名乗れるものだ。さっさと隠居を考えたらどうなのだ。ゲーム中のイベントでも、公然と年寄りだと認められたことでもあるし」
 翡「言っておくが、『人生経験豊かな』人と言われたのであって、『年をとった』人とは言われていないよ?」
 深「生々しい言葉をオブラートに包んで言うのがネオロマンスの常識であろうが。もっとも、地の青龍がずばりと『要するに、年食ったヤツってことだろ』と指摘して、すべての配慮を無にしてくれたがな」
 翡「…君も時代設定を考慮して、横文字の乱発は控えたらどうだい? まあいい、私は行かせてもらうよ」
 深「まだ話は済んでおらぬぞ。そのような事件があったので、邸に穢れた人間は立ち入らせぬ結界を張ったのだ。触れれば、何百万ボルトという電流が……。今、何か妙な音と叫びが聞こえたな。どうやら遅かったようだ」

人物1=和仁(照れ)
イメージ:
 和「あ、星の若君か。紫姫はいるだろうか」
 深「(和仁様か…。親王でなかったとは言え、それでも内大臣と皇女の子。身分だけはあるからな。慎重に排除せねばならぬ)。妹に何用でしょうか。もしや、なんぞ至らぬ事でも?」
 和「とんでもない。ただ、珍しい絵巻物を手に入れたので、紫姫にも見せたいと思ってな。その…、私の姉からもらったもので、とりわけ女君に人気があるとかでな。私はよいと言ったのだが、姉が是非にと。もらった以上は、堪能せねば絵が可哀相だと思ったのだ。だから…」
 深「(絵巻物を口実に紫に会いに来たのがみえみえではないか。そもそも、私に言い訳してどうするのだ。下心を抱いていると知られたくないわけか? そんなもの、とっくにばれているのだがな。まあ、精神年齢3歳程度の思考回路では、この程度が限界なのであろう)…それは、お気遣いありがたく存じます。紫は絵巻物が好きですので喜ぶでしょう。自分でも絵をたしなんでおるのです」
 和「そうなのか? さすがだな。私も見せてもらいたいものだ」
 深「伝えておきましょう。ところで、和仁様は絵はたしなまれるのでしょうか?」
 和「わ、私かっ? わ、私はその…あまり……」
 深「(そうであろうな。所詮、積み木の城でも作って喜ぶのがせいぜいであろう)。ああ、そうでした。和仁様は俗事からは距離を置き、邸で風雅な暮らしをなさっていると伺っています(要するに、閑職しか与えられず、出仕する必要がないと言うことだが)。さぞかし、素晴らしい腕をなさっておるのでしょうな」
 和「う…うう……」
 深「それを聞いたら、紫はもっと喜ぶでしょう。過分な願いかもしれませぬが、一緒に絵を描くなどして頂ければ、紫はさぞかし和仁様に感謝するでしょう」
 和「そ、そうかっ? 一緒に絵を描けば紫姫は私を…、い、いやっ、なんでもないっ」
 深「(分かりやすいな。まあ、それくらいが取り柄か)。では、願いをきいてくださるのですか、ありがとうございます。では、紫に、和仁様が絵の手ほどきをしてくださると伝えてきましょう」
 和「い、いやっ、待ってくれ。少し練習…、いやっ、今日はどうやら気が乗らぬようなのでな。後日改めて伺おう!」
 深「そうですか。では、その日を楽しみにしております」
 和「うむ、ではなっ(すぐに帰って、時朝と絵の特訓だ!)
 深「(ふっ。これで、数年は邸に近付けぬな)

いや〜、楽しい。けど、このくらいにしておこう(^^;。

・すれちがう二人
 人物1=翡翠(苦悩)、人物2=シリン(普通)
 イメージ:
 シ「(ふふっ。私の豊満なボディに釘付けだね。ま、当然だよ)」
 翡「(…ヘソ出し、か。私もこのままいけば、次々回作くらいで、あれくらい露出しなければならなくなるのだろうか)」

 アホですね(^^;。


 他にも、色々と遊べると思います。お試しあれ(^^。でもって、面白いの思いついたら、ぜひ教えてください♪

 

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